実験の裏付け2019

(公財)日本住宅・木材技術センターにて性能評価試験(2019年)

令和元年10月、公益財団法人 日本住宅・木材技術センター(東京都江東区)においてTIP構法の下地板斜め張りと補強ガセットを用いた耐力壁の性能評価試験を行いました。
性能評価を受けるには左右対称の耐力壁が要件となるため、W=1820mmでの評価となりました。
また、筋かいについては施行令で壁倍率が規定されているため評価対象外となっています。
その結果、下記の仕様で壁倍率0.7の評価を受け、令和2年4月27日付で大臣認定【認定番号FRM-0683】を取得しました。

認定を受けた構造方法等の名称
【厚さ12mmスギ板斜め張り/柱へ2-くぎCN65/上下横架材へ4-くぎCN65/三角形薄鋼板貼り厚さ12mm構造用合板/
左右下部面材30-くぎCN65/中央部面材40-くぎCN65/壁長1820mm/柱断面寸法120×120mm/木造軸組耐力壁における構造方法】

詳細は(公財)日本住宅・木材技術センター機関紙「住宅と木材」2020年5・6月号に『「TIP構法」の壁倍率の性能評価』として掲載。


加力前試験体

加力後試験体

※図2、図3は(公財)日本住宅・木材技術センター提供

注:大臣認定の壁倍率を使用するにあたっては細かい規定がありますので事務局までお問い合わせください。