TIPの構法の効果

①筋かいと補強ガセットの使用によりトラス構法とラーメン構法を併用するので、耐震性能が著しく増大する。
②筋かいの端部を補強ガセットとせん断釘で接合するので、圧縮にも引張にも利くようになり、筋かいによる耐 震強度が高まる。
③筋かい端部に設けるクリアランスの効果で、筋かいの折損および、筋かいによる柱の引き抜き・横架材の突上げを緩和する。
④広幅筋かいの使用により、筋かいの耐震強度が高まる。
⑤下地板を斜め張りにするので、耐震性能が増大する。また、斜め張りは縦揺れに対しても有効である。
⑥水平荷重対応型軸組では、階ごとに軸組の内則高さが揃うので、柱スパンによって分類すればパターン化が可能となる。そのため、筋かいや下地材の加工が容易。また下地板壁をパネル化する場合は施工の効率が更に高くなる。
⑦軸組の接合に補強ガセットを使用するので、下地材の表面がフラットになり、仕上げ材の取り付けが容易になる。